第4回目のばんてら、今回のテーマは「変化する社会の中でビジネスを成長させながら、幸せなコミュニティを築き、維持するために、我々は何ができるか?」

幸せなコミュニティを築きそれを維持するために、私たちはコミュニティにどのように貢献することができるのか。そして自分自身も幸せにできるのかについて考えていきます。

今回の議題の一部「幸せ」を主軸に話が進められます。まず、現代社会を生きる私達にとって避けて通れなくなっているAI。この進化によって、情報格差、人間の仕事がAIにとって代わられる等の懸念があります。こうした社会の波にどう対応していくべきか。その波に着いていけない人達は不幸せになってしまうのではないか。一方で、AIが溢れることによって、人々の生活は逆により豊かになるのでは?という意見も挙がりました。古代の人間の暮らしからそうであったように、技術が進歩することによって人間はもっと余暇の時間を楽しめるようにもなります。AIが人を乗っ取るなど考える必要はなく、あくまで技術の進歩とともに共存共栄していくという考え方です。

今回の議論の中で「我執」という言葉が挙がりました。我執とは、自分の考えに囚われて、その考えに執着することを意味します。結局はこの我執によって人は自分を苦しめている、価値観を狭めてしまっているということになります。我執をなくしていくことで、私達はより柔軟に社会の波に乗ることが出来るようになります。

幸せと感じることを増やすには、結局は自分の狭い価値観に囚われすぎず、新たな価値観を受け入れていくこと。そしてコミュニティはその一助となるものであれば良いのだと思います。例えば、今回のばんてらでも年齢・性別に関係なくお互いにとって新しい情報を交換し共有しているシーンが多々ありました。これはまさにコミュニティの共存共栄ですよね。

幸せの定義は人それぞれで、誰からも強制されたり否定されたりすべきものではありません。1人1人は自由であるべきで、個人の足りない部分をコミュニティの中で補い、助け合いながら生きていく。これがコミュニティ、自分自身双方にとってのベストな幸せのかたちなのではないでしょうか。

次回のばんてらはいよいよ今年最後。今年のメインテーマ「我々は社会環境の変化に対してリーダーになれるのか、フォロワーになるのか」というテーマの核心に迫る回となります。どのような結論となるのか?最終回が楽しみです。

企友会ボランティア 塚田