こんにちは、企友会ボランティアの本郷です。今年も年次総会&新春懇談会にボランティア参加してきましたので、その様子をお伝えしていきたいと思います。年の初めの一大イベントということで、外はあいにくの大雨ながらも、たくさんの方々にご来場いただけました。

まずは、企友会の年次総会です。年次総会では、企友会の理事と会員が集まり、昨年度の活動報告と今年度の活動についての発表が行われます。

今年は理事会も一新、谷口新会長の下、新会員からも数名の理事が選出されました。企友会は、バンクーバーの日系コミュニティの中でも特にアクティブに活動をしている団体のひとつだと思いますが、このように新しい風をどんどん取り入れていくこともコミュニティ成長の秘訣なのでしょう。今後も企友会から目が離せません。

気になる今年度のイベントについては、昨年に引き続き「ばんてら」塾などの参加型イベントの定期開催を行っていくとのこと。「ばんてら」とは、「バンクーバー寺子屋」の略で、ある年間テーマに沿ったお題について皆で一緒に考えよう、という面白い勉強会です。私も今までに数回参加していますが、業界や世代の違いを超えて色々な方々と意見を交えることのできる、とても貴重な機会となっています。今年のお題は何になるのでしょうか?とても楽しみです。

年次総会の後は、企友会、懇話会共同での名刺交換会です。会場には美味しいサンドイッチやケーキなどの軽食が用意され、和やかに交流のひとときが持たれました。

風格漂うビジネスマンが一堂に会するという、バンクーバーでは少し珍しい光景。司会担当の方が「こんな感じだと思ってなかった…緊張する…」と、小声で懸命に司会の練習をしているのが聞こえてきます(司会、お疲れ様でした!)。

しばらく思い思いに会話や軽食を楽しんだ後は、ホール内に移動して、新春懇談会の開催です。今年は、領事館の石川領事と懇話会の田村副会長にご講演をいただきました。

開会の挨拶は、企友会の谷口新会長です。ここで、昨年度で退任された企友会の功労者、澤田元会長に花束の贈呈が行われました。澤田元会長、長い間本当にお疲れ様でした。

新春懇談会では、まず、在バンクーバー日本国総領事館・経済担当領事の石川様より、「カナダ・BC州経済情勢」と題してご講演をいただきました。

この日のために、普段あまり目にすることのないようなデータを沢山ご用意くださり、カナダ、特にBC州の経済活動について、日本との関係を交えつつお話しいただきました。特に貿易については、カナダ全体、BC州、品目別、と色々な視点からの輸出入のデータが用意され、とても勉強になりました。

また、姉妹都市などの地域レベルでの連携についてのお話も身近で興味深かったです。日本とBC州との姉妹・友好都市はなんと33都市も存在するとのこと。一覧を見てみると、バンクーバーやリッチモンド、バーナビーを始めとした、よく知っているような都市にもそれぞれ日本との姉妹都市が存在しています。バンクーバーと横浜市はどちらもオシャレな港町といったイメージで、いかにも姉妹だな、などと思いながらお話に耳を傾けていました。

次に、懇話会副会長の田村様より、「これまでの駐在経験を通して見る日本人の特徴と日本語の美しさ」と題してご講演をいただきました。日本人にとっては「あるある」が満載の親しみやすく面白い内容でありながら、非常に心を打たれるお話でした。

お話の中で、日本人の性格の良さを形成してきたものとして、「悪いことをするとお天道様が見てる、閻魔大王が見てる」という教育が挙げられました。世代を追うごとにお天道様や閻魔大王の出現頻度は下がっているものの、悪いことをしない、人が困るようなことをしない、という教育は、私たちの世代も幼いころから一貫して受けてきたように思います。

「人が困るようなことをしない」ためには、相手の気持ちを考えることが不可欠です。お話にあったような日本式のコミュニケーション(主語がない、直接的に命令や否定をしない)においても同様に、相手の気持ちを考えることはひとつの鍵であるといえるでしょう。日本語の美しさは、そのような、いわば思いやり精神にも見出されるものだと認識させられました。

お二人のご講演後の質疑応答では、ある質問に対して他の参加者の方からも有益なコメントが得られる場面がありました。これぞ日系コミュニティの連携ですね!

こうして終わりの時を迎えた新春懇談会は、懇話会会長による威勢のよい三本締めで締めくくられました。一面のスーツ姿に三本締め、ふと日本にいた頃の感覚が蘇るようでした。

企友会ボランティア

本郷

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