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IMAGINE

2019-12-05T13:14:09-08:00

“Imagine there’s no heaven…Imagine there’s no countries…Imagine no possessions…And no religion, too.”  These are words from John Lennon’s song “Imagine”. The song was released on October 11, 1971. The words are anti-establishment and speak of a world free

IMAGINE2019-12-05T13:14:09-08:00

世界の縮図のような街で育つということ

2019-11-03T21:09:58-08:00

バンクーバーで言語教育系スタートアップを立ち上げ、2年半が経とうとしています。 2年半といえば、いわゆる企業の駐在員であれば、そろそろ帰国を視野に入れ始めるくらいの頃かとも思います。ということは、2年半−3年間という期間は何かを為し得て、持って帰るべく成果を積み上げるのに十分な期間だということ?と自分が辿ってきた道を振り返ってみて、いやいや、まだまだ、とかぶりを振りながらも、はたと我が子の成長に目を向けると、頷かざるを得ないのです。この2年半が彼らの人生に与えた影響は計り知れず、この点だけにおいても、日本を出てカナダで起業をするという自身の決断に間違いはなかった、とも思えています。 私の娘二人は、公立のSecondaryとElementary、日本で言う高校3年生と小学校6年生に在籍していますが、明からに、少なくとも自分や子供達自身が日本では経験してこなかったことを最近の出来事から少しだけ紹介してみます。 カナダでは10月に連邦議会選挙が行われ、町中に議員候補の名前を知らせる看板が立ちました。選挙権のない私は特に関心を持たず、たまに耳に入る彼らのマニフェストを聞き流していた程度だったのですが、ある日、小学校6年生の娘の「今日ね、学校でね。」のいつもの報告に驚愕しました。なんと、クラスの全員で選挙区の議員立候補者全員が持つビジョン、彼らが社会に対して約束していることなどを調べ、一人一人が納得する候補者へ模擬投票をしたのだ、とのこと。単純な一つの出来事ではありますが、こういう草の根の取り組みが、若者を政治や選挙に自身の問題として自然に向き合わせ、民主主義を真の民主主義として機能する社会を作るのではないかな、と感心するとともに、明らかに政治から興味を失っている(過去の自分も含め)日本の若者たちに想いを馳せる機会となりました。ざっくり調べてみると、公式にデータが出ている2015年のカナダ連邦議会選挙投票率(前回のもの)は全体で68.3 %。18歳から24歳までの年齢層での投票率は57.1 %。単純に比較できるものではありませんが、日本の平成26年の衆議院総選挙の20代の投票率が、32.58 %(全体で52.66 %)であったことを考えると、その差は明らかです。 政治とはやや異なる話題ともなりますが、9月に行われた環境問題を啓蒙するデモには若者を中心に10万を超える人が集結し、バンクーバーの各地を埋め尽くしました。デモが予定されていた日は平日の金曜日だったのですが、これに対し、保護者は学校から通知を受け取りました。「バンクーバー教育委員会としても、デモの趣旨は尊重されるべきものと理解し、生徒に参加の意思があり保護者がそれを認める場合において、欠席扱いとしない。」というものです。 そもそも、Secondaryに進級してしまえば、生徒は自分の進路を見据えながら取るべき授業を選択し、単位を積み上げていきます。グレード(成績)の評価基準も、いわゆる試験の配点は半分以下であり、授業への参加姿勢(出席ではない)、レポートなどで高い評価を受けない限り、良い成績とはなりません。真面目に物事を暗記し、授業にただ出席していても、思考を停止し、受け身でいては評価に値しません。この傾向は、当然高等教育(大学)においてより発展していき、これが北米の大学を卒業するには大変な勉強をしなければいけない、と言われる所以です。 少ない事例をもとに、何も結論づけることはできませんが、総じてこちらの公教育は自分で考える人間を育てているな、と感じています。子供達の主張する意見や物事の見方にかつての自分との違いを見ることも多くなっています。多様な文化が共存し、世界の縮図のようなこのバンクーバーで成長する日系の子供達の将来をとても楽しみにしています。 企友会理事 ホール 奈穂子

世界の縮図のような街で育つということ2019-11-03T21:09:58-08:00

ゴードン 門田さんを偲んで

2019-08-20T18:34:33-07:00

2003年第一回日系ビジネスアワード『功労賞』受賞 私も、ゴードンさんの訃報に接し、寂しさが込み上げた一人でした。 企友会も、ゴードンさんに大変お世話になりました。 日系コミュニティの発展に大きく貢献されたとして、企友会日系ビジネスアワード第一回功労賞を受賞いただきました。日系コミュニティの顔として、献身的に活躍・貢献された事例は数え切れず、多くの皆さんが語っていらっしゃいます。 ゴードンさんには、企友会クリスマス会に毎年カナックスのボックス席ペア観戦チケットを提供いただきました。私は、ドネーションを依頼する担当で、毎年ではありませんでしたが、時々直接お会いしてお話をさせていただきました。 昨年も、私がドネーションをいただきにOKショップにお伺いした時も、わざわざ私が来るのを待っていていただき、近くの喫茶店でお話させていただきました。その時にも強く感じたことですが、本当に記憶が明確で、それが起こった年度まで間違わずにお話されていました。それぞれの活動に誠心誠意努められていたからこそ、その記憶が確かなのだと思います。 ゴードンさんは、ゴルフも好きで、企友会のゴルフ大会にも何度か参加いただき、私も一緒のパーティで回らせて戴いたこともあります。明るい、そして楽しいゴルフをされていて、ゴードンさんに比べれば若輩の私とも、同等に冗談を言いながらの楽しいゴルフでした。ゴードンさんの人間的魅力を強く感じ、父と一緒のような温かい空気に包まれたラウンドでした。一方、ルールには厳格で、『お触りあり』のルールを設定した私が一喝を戴いたこともあり、正義感の強い一面もお持ちで、凛々しいお人でした。 あのゴードンさんの周りに漂う暖かな空気に、もう接することが無いのかと思うと、寂しい限りです。そして日系コミュニティにポッカリと大きな穴が開いた感が否めません。その穴は到底埋めることができませんが、企友会も、ゴードンさんの遺志を継ぎ、日系コミュニティの発展に尽力しなければいけないと、あらためて本来の目的を再認識しています。 ゴードンさんのご冥福を企友会一同、心からお祈り申し上げます。 2019年8月15日 企友会理事 塚本

ゴードン 門田さんを偲んで2019-08-20T18:34:33-07:00

海外勤務のススメ

2019-07-06T21:42:48-07:00

私の知り合いが日本に永久帰国して日本で働くと決めました。長年のカナダ生活で日本での就業に適応できるか心配で、念のため、お試しで2カ月ほど日本に滞在しアルバイトをすることにしました。その日本滞在最後の日、私が「どうでしたか?」と伺うと「やっぱり無理でした…。カナダに戻って仕事をします」と。日本の独特の仕事の進め方はカナダに長くいた人にはもう適応できないのでしょう。 私は仕事柄日本に年5-6回行きますが、空港に着いた瞬間、自分を日本モードに切り替えます。平身低頭で自分を押し出さず、目立たず、ソフトタッチで接する、これが基本です。理由は話す相手に決定権がなく、その内容を社内で前向きに検討してもらわねばならないからです。そのためには揉み手でニコニコ、駄話も適度に入れながらまずは人間関係を築き、「この人は信用できる」と思わせなくてはいけません。さもないと「あの人は嫌な奴だから」と社内で前向きに説明してもらえないからです。 ところが、カナダに戻ってくると真逆の論理とプレゼンテーションの世界。決定権を持っている相手にはとことん、押し切らねばなりません。スタッフの仕事をされている方もかなりの権限と自由度を持ちながら仕事を進めている方も多いでしょう。 カナダやアメリカは賃金が高いと言われますが、見方によってはそれだけ責任を持たされているとも言えます。日本の労働生産性は47年連続で主要先進国最低、OECD35カ国で20位と恥ずかしいぐらい一人当たりの生み出すものが小さいのであります。 これは何を意味するかといえば日本ではやりたい仕事はやらせてもらえないし、責任ある仕事やプロジェクトにチャレンジすることはほんの一握りの人に限られてしまうともいえるのです。 日本には10億ドル以上の価値がある未上場の会社(ユニコーンと言います。)は2社しか残っていません。アメリカには179社、中国に93社、インドにも18社あるのに、です。これは既存のしがらみに捉われ、前例主義でイマジネーションを発揮する機会にも恵まれず、日本人が日本人の能力だけで考えようとする限界を露呈しています。 日本には心地よい職場環境を提供してくれ、何かあればクレームするという社会主義的思想が跋扈してきています。昔はこれが日本経済全体を引きあげる力となったのですが、今の時代は逆にマイナス面が目立ってしまってきています。 人生なんて短いもの。そしてあなたの20代も30代も40代も二度と戻ってきません。悔いない社会人生活、そして振り返ってみればあの時、仕事で汗をかいたと思う時、充実感を感じるのではないでしょうか? 日本から数多くの若者がカナダに来て就労したり学校で勉強しています。が、英語の試験がクリアできず、チャンスを見出せず、泣く泣く帰国する人もいらっしゃいます。ならば泣いて目をはらす前に目が充血するほど勉強してみたらどうでしょうか?人生、後悔しないことが大事です。海外にはチャンスがたくさんあります。若者のチャレンジ、期待しています。 企友会理事 岡本 裕明

海外勤務のススメ2019-07-06T21:42:48-07:00

食卓の上の地球環境。

2019-06-10T01:51:32-07:00

ここ最近色んなところで目にする "Beyond Burger" "Beyond Meat" の文字。いつも行くスーパーにまでもう進出してて、これまでのベジタリアンパテと何か違うの?と興味はあるが、食べたいとはまだ思わない。家族はさっそく食べてみたようですが、なんともイマイチとのこと(個人の好みなのであくまでも我が家の話)。 で、Beyond Meatをネットでみると「よりお肉の味に近づけたベジタリアンパテ」なのかな?と言う理解。そうか、お肉は控えたいけどお肉の味は恋しい、なんとも複雑な感じです。そのうち牛肉100%はとても高価な食材となるのでしょうか、それとも汚らわしいものとなるのでしょうか。どちらにしても食卓のお肉の環境に変化が起きているのは間違いないようです。 ただ単に個人の食の志向というところから、今は地球環境のためにも肉食について意識する人が俄然増えてきているのだなと思う。地球温暖化を信じないと言う方がいらっしゃるお肉大国のアメリカから意識高めのカナダまで。我が家もそんな牛のゲップについて考える。お肉の消費はめっきり減ってきた(あっ、それは歳のせいかも)。牛肉の他にもお野菜もできるだけ地元のもので地産地消。安心だからというだけじゃなくて、流通の過程で発生する温室効果ガスが減らせるかな?とか、卵も放し飼いのものを選ぶようにしている(これは環境ではなくてケージの卵は残酷なので)。 そんな風に、何が正しい選択かどうかはまだまだ学ぶ必要があるけど、意識はしている。 幸いなのか今の所は歳とともに自然とお肉欲はうんと減って、代わりに素材や出汁の味がきいたものが食べたいと思うことが多いので、自然とお野菜中心の食事になっている。日本食万歳。 個人的には Tamaさんで買う肉厚でジューシーなしいたけをゴロリ丸ごとで作る "Shiitake Burger" の方がお肉風バーガーより断然美味しいと思う。 企友会理事 美香スミス

食卓の上の地球環境。2019-06-10T01:51:32-07:00

研究テーマ:ケータリング企業を革新する方法について。

2019-05-06T11:14:07-07:00

現代のケータリングの革新は、新しいアイデア、手段と方法を使うことを必要とします。 イノベーションの目的は、市場に応えること、顧客のニーズを満たすこと、そして最終的にはより良い社会的および経済的利益を得ることです。 意図した目的を達成するために独自の製品を開発したい場合は、革新的なケータリングの基本原則を把握する必要があります。 01 文化的テーマを強調する 今日ケータリングの文化はビジネスのあらゆる面に浸透しており、レストランのデザインのレイアウトや装飾から料理の色、香り、味、形、道具まで組み合わせがあります。 ケータリングのイノベーションの過程において、私たちは常に文化的特質の促進をビジネスの主な方向性と見なし、より健康で文化的なテーマを作り出​​し、ケータリング事業のための新しいアイデアを切り開くべきです。 古くから日本食はその美しいスタイルと文化的特質で知られてきました。 色、香り、味の統一により人々の食欲が増進され、人々が視覚的な審美的な楽しみを享受することから、ケータリング事業と革新は「食物」の基礎から切り離せません。 和食器の美しさと食べ物との調和は、日本の伝統的なフードアートの重要な部分であり、またケータリング事業の重要な部分となっています。 ケータリング用品の美しさ、質感の美しさ、色の美しさおよびパターンの美しさは、ケータリング器具の全体的な美しさに大きな影響を及ぼし、互いにブレンドされ新しい領域に到達します。 食環境は日本の食文化の審美的において重要な一面であり、良い食事環境は食の味を向上させることができます。全体の美しさを見せる方法、適切な食事環境をどのように配置し選択するか、レストランに季節毎の植物を配置する方法およびにランプなどのセットアップ方法は、現代のケータリング作業で研究されるべきポイントです。 ケータリングビジネスのイノベーションは、昔から時代の発展とともに人々の審美的な趣味やニーズの変化に応じて大きな変化を遂げてきました。 ケータリングのあらゆる側面に文化がしっかりと浸透またはケータリングビジネスが常に文化の主要テーマを中心に展開している限り、それは人々の心をつかみ消費者を引き付けます。 02 ビジネスプロジェクトを拡大する ケータリング製品の革新において、ケータリング市場の変化の研究や新しいビジネスコンセプトの確立、ビジネス方針の変更、新しいアイデアをあえて開拓することが求められます。 一部の企業がブランドや企業文化の影響を十分に発揮する場合は、企業の可能性を深め多様な事業の発展方向を探ることになります。 レストランのケータリングは元の現状に限定されるべきではなく、料理の風味を高め、専門性や新しいテーマを開発することが肝心です。 要するに私たちは伝統的なビジネスコンセプトと思考様式の束縛を乗り越え、市場の開発ニーズに従うことが求められます。 ケータリング事業は伝統的なモデルを打ち破ることを求められます。私たちは娯楽、知識、健康、栄養、情報を組み合わせ、食品を複数の文化的な形に統合する新しいサービスコンセプトを作成します。またケータリングのビジネスレベルの向上、文化的なコンテンツを増やすこと、レストランの特別なアイテムを増やすだけでなく、ユニークな食事の雰囲気を作り出し、ケータリングの消費レベルを向上させるレストランの社会的影響と利益の拡大をもたらします。 03 対象顧客に適応する 市場の細分化が進むにつれ、ビジネスイノベーションのためのケータリングも狭い市場レベルに注目するようになり、独自のテーマを持ったレストランが絶えず出現します。

研究テーマ:ケータリング企業を革新する方法について。2019-05-06T11:14:07-07:00

今年のジャパンフェアは…

2019-03-16T19:49:23-07:00

愈々、今年も Sakura Days ジャパンフェア (SDJF) が近づいてきました。 今年は、4月13日(土)、14日(日)の二日間に亘って開催されます。日本の食べ物、日本のパフォーマンス、日本のビジネス、日本の文化を見て、そして体験していただけるファミリーイベントです。 SDJFは、2009年より、六つの日系ビジネス団体が一つに成って、VanDusen Botanical Garden、在バンクーバー日本国総領事館の協力を得て、Vancouver Cherry Blossom Festival との共催で始まり、今年で10回目の開催となります。 フードや販売/非販売の参加ベンダーの数は、50を超え、パフォーマグループは40グループに近づきつつあります。来場者もここ数年10,000人近づく大きなイベントなりました。  今年は、10周年記念として、Sakura Days ジャパンフェア音頭 (SDJF音頭)を作成しました。4月13日(土)の夕刻に、お披露目のSDJF音頭パレードを行います。 また、10周年を記念して、10周年ロゴ入り『うちわ』を作成し、ご来場の皆様が自由にデザインし、お持ち帰り戴けるようにしました。  10周年記念スタンプラリーも実施します。10か所のクイズを楽しめるスタンプステーションを用意し、多くのお子様のご参加をお待ちしております。 日本からのパフォーマによるパフォーマンスも豊富で、津軽三味線、和太鼓、アコーディオン演奏、太神楽など、魅力のあるプログラムとなっています。   Sakura Days ジャパンフェアの運営は全てボランティアで行っています。毎年200人を超えるボランティアの協力を得ています。 その多くは日本に興味を持ち、親しみを持って頂いている人達で、ボランティアの力なくしては開催できないイベントです。 今年は10回目となるわけですが、延べ2,000人を超えるボランティアの協力を得て、『日本』をこの地に伝え続けることができました。そして、それが日本とカナダの絆を強める一助になったと信じています。

今年のジャパンフェアは…2019-03-16T19:49:23-07:00

旅行のお守り

2019-03-14T13:07:17-07:00

今年も早いもので、気がつけばもう3月に突入しておりました。 ついこの前に年次総会を開催したのに、、年々月日が過ぎるのが早く感じるようになりました。 2月にメキシコのリビエラ・マヤへ家族で行ってきました。カンクンとは異なり、一つ一つのホテルが大きく、滞在中はホテル内で過ごすのが楽で良いのですが、食事・アルコールなど全て含まれているのがまた休暇気分を感じさせてくれます。 今回は家族4人で、子供もいましたので医療保険を掛けていったのですが、帰りの空港で何だかバンクーバー行きの列だけ、なかなか進まないなと思っているとバンクーバーが大雪の為、フライトキャンセルとの大事件。 カウンターに呼ばれると、2日後の経由フライトか、3日後の直行フライトの代案でしたが仕事もありどうにか他の便がないかと尋ね、丁度この航空会社がトロント便に空席があり変更となったのですが、、同日には帰れず、またトロントからバンクーバーは実費ですよとの事。このとき、医療保険以外も掛けていればと後悔しながらも、ホテルと、航空券を手配しトロントへ向けて出発。 何とか翌日バンクーバーへ到着し、保険を掛けとけば良かったねと妻と話しながら、自分のクレジットカードに旅行保険が付いていることが発覚!直ぐに電話しクレームは出来ますと言われ、現在クレーム中。何とか保険が下りる事を祈って! 最近は災害も多く、より保険の必要性を感じているところです。 【旅行のお守り】として保険は忘れずに。。。 企友会理事 高岡利和

旅行のお守り2019-03-14T13:07:17-07:00

平成時代を振り返り、これから世界はどうなるの?

2019-03-16T21:26:24-07:00

今年は平成最後の年になり、この30年を振り返ってみますと、 平成時代は20世紀から21世紀への橋渡しの時代であり、人類の政治、経済、イデオロギーの大転換期でもありました。NHK制作の“映像の世紀”なんかを見ると20世紀はまさに戦争の時代で、産業革命を経て資本主義による飛躍的な経済発展の時代であったわけですが、それに続く平成時代の始まりには、東西冷戦の終結に始まりヨーロッパが統合され、世界中であらゆる規制緩和が行われ資本主義がどんどん進行し、さらにはコンピュータの発達による情報革命が起こり、ひと・もの・かねが自由にしかも迅速に行き来するグローバル社会の始まりでありました。 ところが21世紀に入り、アメリカ同時テロ事件が発生し世界中で治安が不安定になりました。経済ではリーマン・ショックによる世界経済の停滞が始まり、中東諸国の民族紛争や国際テロそして大規模な難民移動が起ったことにより、EUのイデオロギーがぐらつき、ついにイギリスがEUから離脱し、EU各国でも自由貿易による格差拡大から保護主義が台頭しています。アメリカにおいてもグローバル化された自由貿易による格差拡大で、白人中間層の不公平感がポピュリズムを促しトランプ大統領に代表されるような自国中心主義(反グローバル主義)が台頭しています。 一方アジアに目を向けても、グローバル化により中国やインドが大きく経済発展し、世界の政治・経済に大きな影響力を行使しています。特に中国は一帯一路構想で世界経済の主導権を握ろうとする覇権主義でアメリカとの貿易戦争が始まっています。日本では、デフレから脱却できず経済成長が低迷したまま、少子高齢化社会が始まり税収減による医療・介護・年金問題を抱え、働き盛りの若年層の将来不安が広まっています。 このように平成時代(1990年~2019年)では、世界はグローバル化が進展したことにより経済が大きく発展してきた一方で、国家や個人の格差拡大、民族紛争、国際的なテロ活動、難民の大移動さらにはイデオロギーの対立、衝突があり、まさに混迷で未来が見えない世界に我々は生きているわけです。 ・アメリカ中心の資本主義経済は限界なのか、格差社会はどうなるのか? ・民主主義(自由、平等、人権)は永遠の夢なのか? ・私たち人類はこれからどこに向かっていくのか? こんな疑問がわいてきた時、昨年世界のベストセラーと言われた本”サピエンス全史“(著者 ユバル・ノア・ハラリ)に出会いました。NHK番組のクローズアップ現代でも放送され注目を浴びた本です。 内容は、人類(ホモサピエンス)の石器時代から現代21世紀までの人類史を振り返り、今までとは全く違った視野・観点で人類の行動・能力・文化を分析して、現代社会の抱える課題、矛盾を明らかにし、21世紀以降の”人類の幸福とは何か、幸福を何に求めるのか”といったものすごい大きなテーマを提起した本であります。 これからの世界について作者は、 ・『世界を支配してきた西洋文明のキーワードは“近代科学”と“資本主義”の発展である。 ・それは、“未知の領域を探検し、その領域を征服したら、飽くことなく次の道の世界をめざす”という共通した考え方ある。 ・“近代科学”は、さらなるコンピュータの進歩によるロボットや人工知能の登場そしてバイオテクノロジーの進化は目覚ましいものがあり、世界を大きく変える可能性がある。 ・そして、人類はどんな未来を過ごしたいのか、しっかりとビジョンを持ち、幸せな道を進む賢い選択をする。そのためには、科学と政治は、もっと協力し合わなければないない。 ・“資本主義”はそれに代わる新たな仕組みが必要になるかもしれない。』 最後に『未来を切り開く鍵は、私たち人間が欲望をコントロールできるかどうか』と説いている。 まだ読んでおられない方に是非読んでいただきたい本です。 今年も世界は政治・経済・イデオロギーの対立、衝突が続くでしょう。 歴史を振り返り、この本から垣間見た人類の未来の姿を一考するのもいいかもしれません。

平成時代を振り返り、これから世界はどうなるの?2019-03-16T21:26:24-07:00

アルデンテなネット社会に

2019-03-14T22:59:33-07:00

2018年の漢字は「災」と発表された。 台風、豪雨、地震と日本列島は相次ぐ自然災害に見舞われた。 海外に住む私たちもその一報をニュースで知るたびに心を痛め、 友人や家族の安否に不安を募られた一年だった。 多くの日本人は地震大国ということもあり、 普段から自然災害に備えてはいるが、 初めて体験する甚大な災害の前に, 個々、自治体、国が更なる「防災」の必要性を感じ、 その対策に取り組むこととなるだろう。 一方、ここ数年SNSの進化と普及で発生する ネット上での災いに対しては 防災対策が追い付いていないのが現状だ。 個人レベルで世界に物事を発信できるようになった。 コミュニケーションが容易となったがために、 「差別」「偏見」「誤解を招く表現」を安易にさらけ出してしまい、 友人や世間からバッシングを受ける「炎上」が たびたびニュースを賑わせる。 SNS以前は自分の意見を言うとき、 誰がそれを聞いているのか、どの立場から言うのかと、 慎重に言葉を選んでいたため、 たとえ意見の相違で軋轢が起きたとしても 当事者同士で解決できたのではないか。 言いたい相手がいるからこそ、 意見を言う覚悟があり、 理解してもらおうとする努力が存在した。 この容易なSNSツールで炎上してしまった人々は、 突き詰められれば「そんなつもりではなかった」と釈明する。 そこに一本筋の通った、 芯のある「意見」や「覚悟」や「努力」がなかったからではないのか。

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