コラム

コラム2019-05-06T21:09:46-07:00

日々の思い

企友会会員によるビジネスコラムを掲載しています。

平成時代を振り返り、これから世界はどうなるの?

今年は平成最後の年になり、この30年を振り返ってみますと、 平成時代は20世紀から21世紀への橋渡しの時代であり、人類の政治、経済、イデオロギーの大転換期でもありました。NHK制作の“映像の世紀”なんかを見ると20世紀はまさに戦争の時代で、産業革命を経て資本主義による飛躍的な経済発展の時代であったわけですが、それに続く平成時代の始まりには、東西冷戦の終結に始まりヨーロッパが統合され、世界中であらゆる規制緩和が行われ資本主義がどんどん進行し、さらにはコンピュータの発達による情報革命が起こり、ひと・もの・かねが自由にしかも迅速に行き来するグローバル社会の始まりでありました。 ところが21世紀に入り、アメリカ同時テロ事件が発生し世界中で治安が不安定になりました。経済ではリーマン・ショックによる世界経済の停滞が始まり、中東諸国の民族紛争や国際テロそして大規模な難民移動が起ったことにより、EUのイデオロギーがぐらつき、ついにイギリスがEUから離脱し、EU各国でも自由貿易による格差拡大から保護主義が台頭しています。アメリカにおいてもグローバル化された自由貿易による格差拡大で、白人中間層の不公平感がポピュリズムを促しトランプ大統領に代表されるような自国中心主義(反グローバル主義)が台頭しています。

January 8th, 2019|Categories: Column|

アルデンテなネット社会に

2018年の漢字は「災」と発表された。 台風、豪雨、地震と日本列島は相次ぐ自然災害に見舞われた。 海外に住む私たちもその一報をニュースで知るたびに心を痛め、 友人や家族の安否に不安を募られた一年だった。 多くの日本人は地震大国ということもあり、

December 31st, 2018|Categories: Column|

鈍い刀

よき細工は少し鈍き刀を使ふといふ。妙観が刀はいたく立たず ー 徒然草の第二百二十九段である。 驚くなかれ、これが全文である。あまり切れすぎる刀では美しいものは作れない、ということを言いたかったのではなかったはずである。短いが多くの解釈があるようだ。

November 16th, 2018|Categories: Column|

15年目に思うこと。

私ごとになりますが、1995年からカナダで生活するようになり今年の11月で23年になります。23歳でカナダに来ましたので、日本で生まれ育った年月と同じ年月をカナダで過ごしたと思うと感慨深いものがあります。 私がカナダで従事した仕事ですが、当然ですが23年前とだいぶ様変わりしております。旅行業で言いますと日本からバンクーバー、ウィスラーへ訪れる旅行客は、年末年始ですと日に数百人単位でバンクーバー、ウィスラーに来ることはなくなりました。 インターネットで現地情報を調べることが出来るようになり、より自分の旅行をイメージしやすくなり事前に詳細な情報を得た個人客の方が殆どです。

October 8th, 2018|Categories: Column|

古いものと新しいものが混ざる場

先日張り替えをお願いしていたラウンジチェアを受け取りに行ってきました。 この椅子は生前義父が愛用していたアームチェアで、肘掛の部分が少しすり減っているのですが、座り心地はとても良く、腰をかけると昔の義家族の家にタイムトリップをしたような不思議な気持ちになります。わたしは古いものと新しいものの混在する場所が好きでたまりません。台所でも居間でも。誰かが大事に良く使い古した道具と最新の技術のつまったかしこい道具やピカピカの新しいものが一緒に合わさることで、昔と今や誰かと自分の生活がつながってその両方が良い具合に生かされるようで、何か別の味や心地や知恵がそこに生まれるような気がします。 以前にテレビで建築家の大島芳彦さんの話を見ました。最近よく耳にするヴィンテージマンションだったり中古の戸建て物件を味わいのある今風なデザインにリノベーションするというのもそうですが、わたしが興味を持ったのが「団地のリノベーション」。大島さんが手がけるリノベーションが、ただその団地という不動産の箱物を新しく美しくすると言うだけのものではなく、その団地のある街そのものを巻き込んで再生するというもの。古いものと新しいものが持つそれぞれの価値が一緒になることで新たな価値を持ったコミュニティが生まれ、場所が再生されていました。面白いなあと思って大島さんを調べていると、他にも古い雑居ビルがクリエーターが育つ複合施設になったり、昭和のアパートメントの風化を活かしたリノベーションだったり、ワクワクするものばかり。

September 3rd, 2018|Categories: Column|