企友会です、インタビューさせてください Vol.1

2020-06-21T21:43:27-07:00

Blue Tree Management Ltd.  President 岡本 裕明 BUSINESS DATA:1961年東京生まれ。青山学院大学卒業後、青木建設に入社。開発本部、秘書室などを経て1992年同社のバンクーバー大規模住宅開発事業に従事。現地法人社長を経て、2004年同社のバンクーバー不動産事業を買収、開発事業を完成させた。現在マリーナ事業、商業不動産事業、駐車場運営事業などの他、東京で住宅事業などを展開。「外から見る日本、見られる日本人」の人気ブロガーとしても広く知られる。 https://bluetreemanagement.com 「カナダ人をずっと超えてやるって思ってた」人生最大の決断と挑戦。 えりな: 岡本さんの事業買収までの経緯は? 岡 本: 青木建設の社長会長秘書から駐在員として来て不動産開発事業が半ばを過ぎたころ、親会社の突然の倒産をヤフーニュースで嫁から聞かされたのです。その時この先、どうしようか、日本へ帰るか決めなければいけませんでした。僕の実家は洋服店をやっているのですけど、建設会社で不動産事業をやっている男が、実家の女性向け洋服屋には向かないでしょう?それに当時、ダウンタウンではカナダ、香港と我々日本のデベロッパーがそれぞれ競合している中、僕は日本を代表してバンクーバーで頑張っていると信じ、ニッポンが脱落しちゃいけないと思い、テイクオーバーしようと決めたのです。その時、青木の債権者に相談したら1ヶ月で買収するか決めろと言われました。その間に買収金額を交渉して自力資金調達し、バンクーバーで事業を引き続きすることになりました。 えりな: 何がその時一番辛かったですか? 岡 本: この買収話は僕だけの話で他の人に相談できなかったので、一人ですべてをやらなきゃいけなかったのが辛かったですね。嫁にも話せなかった。本当に辛かった! えりな: 本当に行き詰まった時、岡本さんは何をしていますか? 岡 本: 寝る!ひたすら寝る えりな: バンクーバーで頑張ると決めた理由は? 岡 本: 僕は駐在員として来たので、バンクーバーを自分で選んで来たわけじゃないのです。当時若かったし、下手くそな英語の日本人という小馬鹿にされた目線で、ビジネスルールも何もわからない若造がと思われていて、すごく悔しかったのですよね。だからカナダ人を負かしてやろうと、カナダ人を超えてやるってずっと思っていました。だからカナダに残るという決断をしたのです。